刺しゅうPRO11でできること・価格・買う前の注意点|“積みソフト”だった私が使い始めて分かったこと

ハンドメイド

こんにちは、ワンティルのわんこです。

正直に告白します。私、刺しゅうPRO11をずいぶん前に買っていたのに、ほとんど触らないまま置きっぱなしにしていました。いわゆる「積みソフト」状態です。ティーたんとルータン(我が家のトイプードル)のワンポイントを自分でデザインしたい——そう思って手に入れたはずなのに、開いても機能が多すぎて「何から触ればいいの?」となり、そっと閉じる。その繰り返しでした。

同じように「気になっているけど、使いこなせるか不安」「買ったのに眠らせている」という方は、きっと少なくないはずです。この記事では、刺しゅうPRO11でできること・価格・買う前に必ず確認したい注意点を、ようやく重い腰を上げて使い始めた私の目線でまとめます。

刺しゅうPRO11とは?

刺しゅうPRO11は、ブラザーが販売しているパソコン用の「刺しゅうデータ作成ソフト」です(型番:ESY1011、2020年10月発売)。


ミシンに内蔵された模様を縫うだけなら不要ですが、「自分だけのオリジナル刺繍データ」を作ってミシンに送りたいときに使うソフト、というのが位置づけです。私はこれまでブラザーの刺しゅう機能付きミシン「Family Marker FM2000D」で内蔵模様ばかり使ってきたので、いよいよ「自作データ」に踏み出すためにこのソフトが必要になりました。

刺しゅうPRO11でできること

公式の機能をかみ砕くと、主にこんなことができます。

  • オリジナルの刺繍データを作る(図形・文字・模様を自由に配置)
  • イラストや写真を刺繍データに変換する(フォトステッチ。画像を切り抜く「背景抽出」機能も搭載)
  • 文字を入れる/オリジナルフォントを登録する(名入れ、ショップ名の刺繍などに便利)
  • 背景ぬいが充実(エコー、スティップリング、クロスハッチ、ストライプ、飾り模様など)
  • 面ぬいの編集が多彩(曲線タタミぬい、変形渦巻き、ゆらぎ など)
  • レイアウトコピー(サークル状・等間隔に図形を複数配置)
  • 対応ミシンへデータ転送(無線対応の刺しゅうミシンなら、最大10台へ個別送信や進捗確認も可能)

要は「内蔵模様の“選ぶだけ”から、“自分で作る”へ」広げるためのソフト、と考えると分かりやすいです。文字や模様を組み合わせてワンポイントを作る具体的な手順は、刺しゅうPro11で売れる刺繍データを作る【第3回】で詳しく解説しています。

気になる価格は?

刺しゅうPRO11はオープン価格で、ネット販売の実売価格はおおむね12万円前後です(例:あるミシン専門店のネット特価で¥121,000)。ソフトとしては安くありませんが、これは“刺繍の世界がぐっと広がる投資”だと考えると納得しやすい金額です。

購入版には2種類あります。

  • 製品版:はじめて買う人向け
  • アップグレード版刺しゅうPRO10をすでに持っている人向け。こちらの方がかなり安く手に入ります

※旧バージョンを持っている方は、まずアップグレード版が使えないか確認するのがおすすめです。

買う前に必ず確認したい注意点

ここが一番大事です。私も見落としがちだったポイントです。

  1. Windows専用ソフトです(Macは非対応)。対応OSは日本語版Windows 8.1/10/11。Macしか持っていない方は要注意です。
  2. USBポートが2つ以上必要。付属の「ソフトウェアキー」を挿し、さらにミシンへデータを送るために使います。
  3. 必要スペックは軽め(CPU1GHz以上・メモリ1GB以上・空き容量600MB以上)なので、比較的古いPCでも動きます。ただし自作PCは動作保証外とされています。
  4. まずは無料体験版を試せます。ブラザー公式から体験版がダウンロードできるので、買う前に一度触ってみるのが失敗しないコツです。

“積みソフト”だった私が、使い始めて分かったこと

正直に言うと、私が長く放置してしまった一番の理由は「機能が多すぎて圧倒された」ことでした。あれもこれもできる=どこから手をつけるか分からない、という状態です。

でも、ようやく起動して触ってみて気づいたのは——「全部の機能を覚えなくていい」ということでした。最初は文字(名入れ)と、簡単なワンポイント模様が作れれば十分。操作に不安があれば、刺しゅうPro11の基本操作・使い方【第2回】から順にたどるのがおすすめです。私の場合は、これまでFM2000Dでよく作っていたトートバッグに、自分でデザインしたワンポイントを入れることをまず最初のゴールにしました(現在まさに挑戦中です)。

私のパートナーFM2000Dは縫い終わりの自動糸切りが本当に便利で、刺繍機能も気に入っています(パワー面では職業用ミシンには及びませんが、家庭で楽しむには十分)。この“手持ちのミシン”に、刺しゅうPRO11で作った自作データを組み合わせる——そう考えると、積みソフトだったPRO11が急に頼もしく見えてきました。

挫折しないコツは、私の反省もふまえると次の3つです。

  • まず無料体験版で画面に慣れる
  • やりたいこと1個(例:名入れ)から始める
  • 完璧を目指さず、1枚縫ってみる

こんな人におすすめ/おすすめしない

おすすめな人

  • 内蔵模様だけでは物足りず、オリジナルの刺繍を作りたい人
  • 名入れやショップ名など、文字刺繍を活用したい人
  • ハンドメイド販売で他と差をつけたい

いったん保留でもいい人

  • Macしか持っていない人(Windows環境が必要)
  • 内蔵模様で十分満足している人
  • まだミシンでの刺繍自体に慣れていない人(先にミシン操作に慣れてからでもOK)

まとめ

刺しゅうPRO11は、「内蔵模様を選ぶだけ」から「自分で作る」へステップアップするためのソフトです。価格は約12万円と気軽ではありませんが、まず無料体験版で触ってみて、やりたいこと1つから始めれば、私のように“積みソフト”にせず活かせます。


次回は、実際にFM2000D×刺しゅうPRO11でトートバッグにワンポイントを入れる工程をレポートする予定です。あわせて、刺しゅうPro11でイラストを刺繍データにする方法もどうぞ。

それでは皆さん今日もハッピーな1日を送りましょうね!

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